Energy Policies of IEA Countries - Japan Review 2016 - Japanese version

Energy Policies of IEA Countries - Japan Review 2016 - Japanese version
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Edition: 2016
179 pages

 
世界の経済大国の一つである日本は、長い間エネルギーの消費大
国及び輸入大国であり、エネルギー技術開発において世界的に認
められた先駆者である。日本のエネルギー政策は近年、2011年の
東日本大震災とその後の原子力発電所事故からの克服に向けた
取組が中心となっている。事故の結果、全ての原子力発電所が次
々に停止したことに伴い、大幅な化石燃料使用の増加、燃料輸入
の増加、二酸化炭素排出量の上昇を招き、持続不可能な電力料金
水準をもたらした。
 
これらの課題に直面する中、日本政府は近年、エネルギーミックス
の更なる多様化(化石燃料使用の低減、再生可能エネルギーの増
加、安全性が確認された原子力発電所の再稼働)及び二酸化炭
素排出の削減を進めるため、エネルギー政策を見直した。これら
の計画の策定にあたり、日本は温室効果ガス排出量を2013年から
2030年の間に26%削減する野心的な目標を示した。
 
この排出量削減の公約は、エネルギー安全保障、経済効率性、環
境保護、及び安全性のバランスを取ることを求めている。このIEA
による日本のエネルギー政策詳細審査は、その成功に不可欠とな
る、省エネルギー、再生可能エネルギーの増加、原子力発電所の
再稼働の三つの分野に焦点を当てている。IEAは日本に電力供給
における低炭素電源を増加するよう勧める。また、原子力発電所
は、最高の安全基準を満たしていること、及び事故後の重要な問
題、すなわち、放射性物質の放出による影響を受けた地域の除染
と国民の信頼回復などが対処されることによってのみ、提供が可
能であるものと認識している。
 
この詳細審査は、日本が直面しているエネルギー政策の課題を分
析し、更なる政策改善のための提言を行うものである。より安定
的、持続可能かつ安価なエネルギーの将来に向かう日本の一助と
なることを目的としている。
 
Related link:
 
Energy Policies of IEA Countries - Japan 2016 Review
 
See also: 
 
Energy Policies of IEA Countries - Japan Review 2008
 
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